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海外赴任・駐在(の帯同)が決まると、日本の携帯電話(スマホ)の契約をどうするのか?悩みますよね。自分が悩んだ時に検討したことをまとめました。
検討事項としては以下です。
- 日本の携帯電話(スマホ)の契約は解除?維持?
- 維持するならどの携帯キャリア?
- 海外赴任中に携帯電話番号を維持する際の注意点は?

駐夫は、日本の携帯(スマホ)を維持して「楽天モバイル」と契約しました。
日本に電話する機会が多く、無料で携帯電話や固定電話に電話ができる「Rakuten Link」が大活躍しました。
また、「楽天市場」(実家などへのプレゼント、一時帰国で米国に持って帰るものなど)で頻繁に買い物するため、「楽天カード」と「楽天モバイル」を利用することで、「楽天ポイント」の還元率も高くなるため、携帯料金を節約できます。
- アメリカで現地の通信会社と契約
- 日本の携帯電話(スマホ)の契約は「維持」
- 維持するなら「楽天モバイル」(自治体、税務署などに「Rakuten Link」経由で無料通話するため)
- 楽天市場、楽天カードを使って貯まった楽天ポイントを携帯の支払いに利用


アメリカは電話(通話)社会です。病院、レストランなどの予約を始め、ネットではなくて「通話」そして「受信」が発生します。そのため別途、現地の通信会社との契約は必須です。
検討事項①日本の携帯電話(スマホ)の契約は解除?維持?

日本の携帯電話(スマホ)の契約を解除するメリットとデメリットは以下です。
■契約解除の場合
メリット | デメリット |
・【節約】日本の携帯の維持費用が発生しない | ・【手間】日本の携帯番号を二段階認証に利用している場合、すべてのネットサービス(SNSなど)の設定を日本にいるときに解除・変更が必要(変更しない場合、ログインや利用不可になる可能性も) ・【手間】日本に一時帰国する場合、都度通信サービスを契約 |

「ログインが必要なネットサービスを使っていなかった人」で、「日本に数年に一度しか帰らない人」は契約解除でも問題ないかと!
日本の携帯電話(スマホ)の契約を維持するメリットとデメリットは上記の反対です。
■契約維持の場合
メリット | デメリット |
・【手間】日本の携帯電話番号を登録しているネットサービス(SNSなど)の設定変更が不要 ・【手間】日本に一時帰国する場合、契約している通信サービスをそのまま利用可能 | ・【節約】日本の携帯の維持費用が発生 |

金融機関など、一部のインターネットサービスでは海外の携帯電話番号に変更できないケースもありますので十分に調べてから契約解除してください。
検討事項②日本の携帯電話(スマホ)を維持するならどの方法?どの携帯キャリア?

日本の携帯電話(スマホ)を維持する方法は、「休止サービス」「格安SIM」「海外からでも利用できるキャリア」の複数あります!
■「休止サービス」「格安SIM」「海外からでも利用できるキャリア」の中から選ぶ
メリット | デメリット | |
1)休止サービス ※NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク ※期間は最長5~6年 | ・日本で使っていた時の「電話番号」「メールアドレス」の維持のみが可能(有料) | ・維持が目的のため、「通話」「メール」「データ通信」「SMS」などは利用不可 ・手続き費用、月額費が発生 |
2)格安SIM ※Povo、HISモバイル、日本通信SIM | ・比較的安く「電話番号」が維持可能 ・ローミング「オン」にすると「SMS」も無料で受信可能 ・一時帰国時、多少の手間はあるが利用可能 | ・海外でデータ通信不可もしくは高額 ・日本に電話する場合高額 |
3)海外から利用できるキャリア ※楽天モバイル | ・格安SIMと比べると高い ・ローミング「オン」にすると「SMS」も無料で受信可能 ・一時帰国時、手続きなしで利用可能 | ・海外で毎月2Gまでデータ通信可能(赴任直後の現地通信未契約時、現地通信ネットワーク不良時に活躍) ・「Rakuten Link」を使えば無料で電話が可能 |
1)電話番号・メールアドレスを維持できる「休止サービス」

休止サービスは、「NTTドコモ」「KDDI」「ソフトバンク」で提供していますが、赴任や駐在期間が短く、一時帰国をする場合、休止サービスのメリットは少ないと思えます。
手数料(※1) | 月額料金 | 料金(年) | 期間 | |
NTTドコモ ※ahamoは利用不可 | 3,850円 ※「ドコモオンライン手続き」経由の場合は1,100円 | ・電話番号 440円(税込) ・メールアドレス 110円(税込) | ・店舗経由:10,450円 ・ドコモオンライン経由:7,700円 ※2年目以降は6,600円 | 最長6年間 |
KDDI | 3,850円 | 409円 | 8,758円 ※2年目以降は4,908円 | 最長5年間 |
ソフトバンク | なし | 429円 | 5,148円 | 最長5年間 |
※金額は税込
※1:休止後の再利用は、手数料は無料
<画像:NTTドコモ「長期間利用されないとき(海外赴任・留学など)の電話番号保管・解除」より>


ソフトバンクのWebサイトでは、「保管解除した同一請求月内に再度保管することはできません。」と書かれています。例えば、一時帰国(例:4月)の際に保管解除して利用し、同月内に再度保管はできないため、4月に「保管の予約申請」はできるのか、5月に店舗手続きが必要なのかはキャリアに確認が必要です。また、NTTはオンライン経由で手続きができますが、KDDIも運用について要注意です。
2)格安SIM

とにかく日本の携帯電話(スマホ)番号を維持したいが、可能な限り出費を安く済ませたい!という方は「格安SIM」ですが、駐夫はあくまで「楽天モバイル」派です。
料金(年) | メリット | デメリット | |
Povo(KDDI) ※「データ通信」のみのプランではSMSの利用は不可 | 約500円 ※4/1に「使い放題(6時間)(※1)」250円を購入。180日後に再度同じものを購入 | ・費用を一番安く抑えられる ・海外でSMSの受信は可能(無料) ・一時帰国時はトッピングを足せばすぐ使える | ・定期的に購入手続きが必要(有料トッピングの有効期限翌日から180日間購入がない場合、順次利用停止) ・海外からのデータ通信は高額(1GB+3日間 760円、3GB+7日間 2,200円) ・海外からの電話は高額(1分140円) |
HISモバイル | ・6,660円 ※100MB(※1)未満の場合、月280円 ※初期費用3,300円含む(除くと3,360円) ・約9,900円 ※1GB(※1)未満の場合、月550円 ※初期費用3,300円含む(除くと6,600円) | ・海外でSMSの受信は可能(無料)(但し、注釈あり。一部の海外通信事業者との間で、国際SMSを送受信できない場合あり) ・一時帰国時は不足するデータ量を追加可能 | ・海外からのデータ通信は不可 ・海外からの電話は、NTTとソフトバンクの料金が適用されるが詳細不明 |
日本通信SIM | ・3,480円 ※1GB(※1)、月290円 | ・海外でSMSの受信は可能(無料) ・一時帰国時は不足するデータ量を追加可能 | ・海外からのデータ通信は不可 ・国際ローミングはマイページで申込必要 ・海外からの電話は、NTTの料金が適用されるが詳細不明 |
※1:日本滞在時に使えるデータ通信。海外からのデータ通信は利用不可もしくは、別途プランの追加が必要
海外から利用できるキャリア
料金(年) | メリット | デメリット | |
楽天モバイル | ・12,936円 ※国内3GB、海外2GB、月1,078円 | ・「Rakuten Link」アプリ経由であれば、海外からでも日本の固定電話、携帯電話へ無料で通話可能(※1) ・楽天市場、楽天カードで貯まったポイントを支払いに使える ・2GBまで海外でデータ通信が可能。現地通信会社契約前に重宝 ・海外でSMSの受信は可能(無料) ・一時帰国時にデータ量の追加などの対応が不要(3GBを超えた場合、手続きなしに20GBまで月1,980円) | ・格安SIMと比べて金額が高い |
※Y!mobile(ワイモバイル)の「海外パケットし放題」などは金額が高いため記載なし
※1:海外から日本のフリーダイヤルには、接続できません。(0570)などから始まる他社接続サービス、一部特番(188)への通話については、無料通話の対象外。対象外番号は、一覧から確認可能。アプリ未使用時は30秒22円
海外赴任中に携帯電話番号を維持する際の注意点
※「SIM」「SIMカード」「eSIM」などの専門用語の説明は下部に記載あり
ご参考:用語説明
SIM | スマホやタブレットでデータ通信・通話を行うために必要な、固有のIDなどが記録されたICカード。SIMカード(製品に挿入する物理カード型)とeSIM(Webで申し込めるスマホ内蔵型。一部機種で対応不可)がある |
SIMフリー | どの通信会社のSIMカードでも使える状態。海外現地のSIMやeSIMを使えるため、通信費を節約できたり、現地キャリアの高速通信プランに加入できたりする |
SIMロック/キャリアロック | 特定キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)でしか使えないよう制限されている状態 |
デュアルSIM | スマホ1台に2つのSIMを挿入する方法。スマホ1台で2つの回線を使い分けできる。例えば、海外現地をSIM、日本のキャリアをeSIMにすると便利 |
自分のスマホが「SIMフリー」かどうかの確認方法
iPhone
- 設定 → 一般 → 情報 → 「SIMロック」の項目が「SIMロックなし」ならOK
Android(例:Galaxy、Pixel)
- 設定 → 端末情報 → SIMステータス/ネットワーク設定 → 「SIMロックの状態」で確認
- またはキャリアのマイページでも確認可能
SIMロック解除の条件とタイミング
※2021年8月27日(金曜)以降に新たに発売される機種は、SIMロック解除が不要のケースあり
※店舗・オンラインともにSIMロック解除の手数料は無料
・NTTドコモ:購入日から100日経過後か、一括購入なら即日解除可能
・au:購入から101日経過後、または端末代金支払い完了で即解除可能
・ソフトバンク:購入から101日経過後、または端末代金完済後
・楽天モバイル:最初からSIMフリー